イースター島の風になって

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夏の新習慣!?お盆玉とは【その発祥や相場は?】

 

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もやいです。

 

梅雨が終わってからかなり暑い日が続いていますね。

みなさんはお盆をいかがお過ごしでしょうか?

帰省している人も多いのではないでしょうか。

帰省した際に自分の子を親に合わせたり、親戚の子に会うこともありますよね。

 

 

そんな中近年少しづつ浸透しているのが『お盆玉』なるもの。

『お盆玉』とは簡単に言うとお年玉のお盆バージョンです。

子供にとっては嬉しい限りですが、

あげる側の大人が困惑の声を上げています。

ただでさえ毎年お年玉あげることで精一杯なのにという方も多いでしょう。

 

 

なぜ『お盆玉』なるものが生まれてしまったのでしょうか?

その発祥と相場をご紹介したいと思います。

 

 

1.お盆玉とは

 

導入でも簡単にご説明しましたが、

『お盆玉』とは、お盆に孫や親戚の子供たちに上げるお小遣いのこと。

 

『お盆玉』なんて言葉が生まれる前から

子供たちがお盆に会いに来てくれるとお小遣いを渡されていた方はいたと思います。

子供たちも「もらえたら嬉しいな」くらいの気持ちだったはずです。

 

しかし、『お盆玉』という言葉が出てきたおかげで

「お盆にはお盆玉をあげないと」というプレッシャーや負担がかかってしまい

あげる側の大人たちは大迷惑。

 

これが夏の習慣になってしまい、

「もらえるのが当たり前」という意識が子供たちについてしまうと

『お金をいただくことのありがたみ』が薄れてしまうのではないかと個人的に心配です。

 

2.発祥は山形県

 

ではこの『お盆玉』はどこで生まれた言葉・習慣なのでしょうか?

 

この『お盆玉』は東北地方や山形県の一部地域が発祥だとされています。

山形県立博物館には、この地域の人々が江戸時代に夏に里帰りをした奉公人に『お盆小遣い』として下駄や衣服などの物を贈る風習があったという資料が残っています。

この風習が昭和時代に入り、物ではなくお金を子供にあげる習慣になったとされています。

 

 

3. 郵便局や企業による戦略的普及

 

山形県一部地域でお盆に子供に小遣いを渡す風習があったのは分かりました。

ではなぜこの風習が全国的な広まりを見せているのでしょうか?

 

そこには企業や郵便局の策略があったのです。

 

1.株式会社マルアイによる『お盆玉』の商標登録

 

 そもそもの『お盆玉』という言葉の始まりは株式会社マルアイにあります。

 

山梨県に本社を構えるマルアイは文具日用紙製品と産業用包装資材のメーカーです。

このマルアイが2010年にお盆に渡すお小遣い用ポチ袋としてお盆玉袋を販売したことが一番初めのきっかけになります。

 

当初は『お盆玉』という言葉もなく

マルアイが造語として作り商標登録もされています

 

 

2.大手雑貨店での取り扱い

 

大手雑貨店であるLoftが『お盆玉』の取り扱いを開始したのが2012年

それから毎年のようにコーナーを設けて大々的にお盆玉袋を販売しています。

 

 

また、その流れに乗るように東急ハンズでもお盆玉袋を販売しています。

 

 

もちろんこの2つの大手雑貨店だけではなく、

一部量販店でも取り扱いをしています。

 

3.日本郵政での販売開始

 

お盆玉袋の雑貨店や量販店での取り扱いが増えたことに伴い、

郵便局に「お盆玉袋ありませんか?」との問い合わせが増加しました。 

 

これを受けて日本郵政は2014年7月、お盆玉専用袋の販売をスタートしました。

 

やはり雑貨店・量販店に比べ郵便局の影響力はすごいですから

メディアなどにも取り上げられ、『お盆玉』が全国的に広まるきっかけとなりました。

 

4.相場はだいたい5,000円

 

渡す側、渡される側、両方が気になるのは『お盆玉』の相場

 

金額はその家族や親戚によりますのでかなり幅がありますが、

 

  • 小学生 1,000~3,000円
  • 中学生 3,000~5,000円
  • 高校生 5000~10000円

といったところです。

 

子供が過度に期待しないよう親戚双方であらかじめ金額を決めておくのもプレッシャーにならずいいかもしれませんね。

 

5.お盆玉向けぽち袋

 

Amazonで『お盆玉 ポチ袋』と検索すると

かなり安価なポチ袋も表示されますが

どれも送料が掛かりますので

だいたい値段は400円ほど。

 

 

また、お札が折らずに入る大きめのサイズのものや

お盆玉で使うのには少しもったいない和紙封筒 万円袋なども中には出てきます。

 

 

普段は決して調べることの無いワードなので眺めているだけで楽しいですよ。

 

6.まとめ

 

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 少しづつ浸透してきている『お盆玉』という言葉。

まだまだ知らないという人も多いようですが

自分たちの利益のために広めようとしている組織があるわけですから

これからも広まっていくものだと思います。

 

 

結婚や出産などの祝い事ならともかくタダで子供にお金をあげることに抵抗がある人がいるというのは確かです。

 

あげるにしてもお金を稼ぐことの苦労や大変さ、お金のありがたみを教える教育が必要になってきますね。

 

 

それにしてもあげる立場になってから『お盆玉』が出てくるとは、世は厳しいですね。