イースター島の風になって

もやいの日常を風に乗せて届けたい

離婚の原因を『性格の不一致』で片付けてしまう前に【性別役割分業という観点から】

 

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もやいです。

 

 昨日は『結婚』の意味や目的について考えてみました。

今回は180度回って『離婚』について考えてみたいと思います。

 

www.blog-moyai.com

 

 

今の日本の離婚率は3分の1と言われています。

 

そもそも離婚率とは厚生労働省が行っている統計で

ある1年のうちに離婚した夫婦の数を、その一年に結婚したカップルの数で割った数字になります。

 

これはあくまでもある年に結婚したカップルと離婚した夫婦の話です。

ある年に結婚したカップルがその何年後にどれくらいの割合離婚しているか

という割合ではないので実際の離婚率はもう少し低いと思います。

 

 

今回は夫婦となった男女が離婚に至る原因第一位である『性格の不一致』を

日本に色濃く残る『性別役割分業』という意識から考えてみたいと思います。

 

 

 

1.性別役割分業とは?

 

まず僕が離婚という夫婦の問題を語る上で今回利用する『性別役割分業』という考え方について説明します。

1.性別役割分業という考え方

 

性別役割分業とは、

  • 性別により役割や労働に違いがあること

です。

 

日本ではこの考え方は、社会に『家』が確立した中世から存在します。

そこからは高度経済成長期の核家族(夫は仕事へ妻は家事)といったイメージが広まり、家庭の収入増と安定化により専業主婦という妻の状態が一般化しました。

 

近年は女性活躍推進法の制定もあり女性の社会進出が進んでいるものの

男性の長い労働時間が原因で女性が家事・育児を任せられている状況はほとんど変わっていません

 

2.性別役割分業意識の国際比較

 

もちろん、この考え方は日本だけのものではなく海外でも存在する考え方です。

近代の産業革命の時期はその労働の過酷さから女性の労働は規制されていました。

 

しかし現代の産業構造の変化により体力をさほど必要としない感情労働が増え、

労働に対する男女の垣根が低くなった事から海外、

特に北欧諸国ではこの考え方は薄くなっています。

 

ここで性別役割分業(分担)意識の国際比較のデータをみてみましょう。

 

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 引用:平成19年版男女共同参画白書 | 内閣府男女共同参画局

 

内閣府が行ったこの調査は平成14年(2002年)のデータになりますが、

他の先進国や諸外国とかなり意識の差があることが分かります。

 

先ほどの項でも言及したように日本の場合は社会的背景だけではなく

『家』という制度から始まるに対する固定観念が強いように感じます

 

2.日本の離婚原因ランキング

 

次に離婚する夫婦がどのような事を理由にしているかみていきましょう。

 

moomii.jp

 

panda-ondo.org

 

離婚の原因ランキングは様々なサイトで取り上げられていますので

その調査結果をみてみると、

どのサイトでも第一位として挙がっているのは

 

『性格の不一致』

 

決してこれだけが離婚の原因ではなく

他にも様々な要件が重なって離婚に至るわけです。

また、一言に『性格の不一致』といっても

それぞれの夫婦で具体的な部分はそれぞれ異なります。

 

不倫などの不貞行為や経済的理由ならまだしも

『性格の不一致』という理由で婚姻関係を終了することに疑念を持っていました。

 

お見合い結婚も少なくなってきている現代、

本当にただ性格が不一致しているだけならその人と恋愛関係になるでしょうか? 

 

3.離婚の原因を『性格の不一致』で片付けてしまう前に

 

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僕がここで言いたいのは夫婦となった二人、

同じ人間であっても性別はもちろん、生まれや育ちも全く違います。

 

「自分には理解できない事が当たり前」だと考えるくらい広く相手を受け入れる心が必要だと考えます。

 

自分の考え方と向き合い、

相手の考えていることを理解しようと努力したうえで

本当に『性格の不一致』として片付けてよいのか判断してほしいです。

なぜなら、相手のことを考えられない人が次また誰かと結婚しても

長く添い遂げる事は難しいと考えるからです。 

 

そのためにここでは『性格の不一致』で終わらないために必要だと考える事を2つ挙げます。

 

1.固定観念の打破

 

1章で述べました『性別役割分業』という歴史的に日本に根付いている考え方を知ったうえで、その固定概念ともいえる考え方を変えていく必要があります。 

 

男女の違いが分かっていたとしても「男はこうするべき」や「女だからこうあるべき」といった固定観念を持っていては相手を本当に理解する事はできません。

このような性別による固定観念からパートナーに対する考えの押し付けや

考え方の相違が生まれてくることもあると思います。

 

日本社会ではすぐにこの考えが消えなくとも

『家族』という社会においてはこの固定観念を打破する努力をすることが夫婦お互いの気持ち、考えの理解に繋がると考えます。

 

まず、自分自身と向き合って偏見や固定観念を変えていくべきかもしれません。

 

性別で役割やすべきことを決めつけず、

自分が相手を理解しようと努力する事で相手の考えが変わることもあるでしょう。

 

 

2.コミュニケーションの重要性

 

一見当たり前のことだと考えてしまいます。

 

しかし、その『当たり前』にこそ離婚に向かう落とし穴があります。

 

男女が結婚し、同棲を始めると一緒にいる事が『当たり前』になります。

朝起きても、仕事から帰っても当たり前のように一緒にいます。

 

 

『親しき仲にも礼儀あり』

 

 

二人のカップルが婚姻届を出し、一組の夫婦になる。

自分にとって一番親しい人間になるわけです。

 

だからこそ、そんな大切な人だからこそ、

相手を思い遣る心、そのためのコミュニケーションが必要になってくると思うのです。

 

新婚の時期はできていても

時間が経つにつれ、二人の当たり前が増えていくからこそ

相手を理解するためのコミュニケーションは重要です。

 

 

 

4.まとめ

 

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 過去の記事でも取り上げましたが、

夫婦と一言にいっても

お見合い結婚、スピード結婚、事実婚、税金対策のための形式上のものなど。

そこに至るまでのまでの道のりは千差万別です。

 

僕が今回述べた意見とは全く異なる意見をお持ちの方もいるでしょう。

 『性格の不一致』という離婚原因に疑問を抱いただけで夫婦の形は人ぞれぞれです。

 

たとえ離婚するときでも相手の事を想って前向きに向き合ってほしいです。